長良川のいいものを 【つくるひと】⑨

陶房蟲蔵（とうぼう むしくら）・大野裕之さん

陶器でできたキュートな鵜のペーパーウエイトのつくり手は、　　　

岐阜市の陶芸家、陶房蟲蔵（とうぼう むしくら）・大野裕之さんです。

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岐阜・長良川は、夏の夜に行われる「鵜飼（うかい）」が有名です。
鵜（う）という水鳥を舟の上からあやつって、
かがり火に驚く川のなかの鮎（あゆ）をつかまえます。
1300年続く伝統漁です。
観覧船で夕涼みをしながら眺めるのは、最高の岐阜観光です。

その鵜（う）を、手のひらにのる、小さなペーパーウエイトに。
鮎を狙っていたり、くわえていたり、潜る瞬間など……
表情が様々でかわいいです。
表面はつやつやで触っていると気持ちいい。
馴染みやすい色なので、インテリアとしても。

潜っている鵜のお尻と水かきがかわいいです！

鵜飼が行われる長良川の近くで育った大野さん。
子どものころから川でよく遊んだそうです。

幼いときから昆虫や植物に心を奪われ、
現在も作品のモチーフは自然の形から得ているといいます。

鵜の特徴といえば、なんといってもきゅっと曲がったクチバシです。
「一筆書きもできそうなシルエットの鵜の置物です。
これを見て『鵜』とわかる人は岐阜人です」と大野さん。

＼大野裕之さんプロフィール／

岐阜市生まれ。高校卒業後、多治見で陶芸を学び、土と炎に魅了される。
最近は「木育指導員」の資格を取得し、木や森にも興味を向けている。

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