無農薬、無添加。
ゆずの産地からの贈り物

「上之保は昔から庭木として、ゆずを栽培している家が多い地域です」
と話すのは、「かみのほゆず株式会社」代表の波多野政廣さん。
「ゆずを上之保の特産品にして、地域を活性化させたい」という思いから、生産組合と加工組合を統合し、2012年に会社を設立。
ゆずの栽培をはじめ、ジュース、ジャムやゼリー、調味料などゆずを使ったさまざまな商品づくりを行っています。

収穫したゆずは搾汁し、ジュースやゼリー、調味料に加工します。
「さわやかゆじゅ」ジュースは、ゆずのさわやかな酸味とハチミツの優しい甘さが楽しめるロングセラー。地元のパティシエ達と作った「生搾り柚子はちみつゼリー」は、発売1年目で3万個販売するヒット商品です。
皮から果肉まで、ゆずを丸ごと使ったノンオイルの手作りドレッシングも美味しいと評判。

そのほかにも柚子茶、マーマレード、ゆずこしょう、フランクなどバラエティ豊かな商品がラインアップ。
どれも余分な添加物を使わず、ゆずの風味と特徴を生かし、主に手作業で丁寧に作っています。
「ゆずは皮、実、種とすべて使え、捨てるところがない作物です。
ゆずが持つ素材としての素晴らしさを、いろんな商品で伝えていきたいですね」。
「特産品のゆずで地域を盛り上げていきたい」という波多野さん。
挑戦はこれからも続きます